2014年9月27日土曜日

サイバネティック=人工頭脳:長谷川研究所 SOINN(ソイン)

ロボットの頭脳も進化する。

科学的発見には既に応用されている。

増殖型の知能も存在している。

マスコット ソインくん
東京工業大学発のベンチャーSOINN株式会社(旧 合同会社 長谷川研究所)が開発したソフトウェアで、
ロボットの頭脳となります。

自分で考え更新、自己増殖型神経回路です。
詰まる所、どんどん賢くなります。

(なかなか例えが難しいですが・・・)
人工頭脳の知識にインターネットが用いられ、
ビッグデータとの連携も想定しているとのこと。
それができれば、ホントの意味で神レベルになれますね。
マトリックスのボス(デウス・エクス・マキナ)みたいになったりして σ(^_^;)

画像・音声・映像・テキスト・気象データ・位置データ etc. あらゆるデータを処理 可。
ハードウェアを問わずに使える汎用さです。

未知なる局面には
視覚・聴覚・触覚・インターネット情報を駆使して対応します。
情報処理の機構は
人間の脳神経(ニューロン)回路網がモデルになっています。

川田工業さんのロボットで実証実験も行っています。


また、SOINNとは違いますが、人工頭脳の科学的発見への応用も
自分の中で咀嚼できたらここに書き込みたいと思います。


25万台の実績:(株)安川電機 モートマン

人の負担になる作業を代わりにこなす。

単調な作業はロボットに任せて...。

世界で活躍する産業ロボット。


ダンボールの組み立てや開梱、荷物の仕分けが延々と続くと作業はツライもの。
これらをモートマンが担当し、
人はレベルの高い作業に集中できます。

モートマンの歴史はもう30年以上にもなります。
2011年までに世界へ25万台出荷されています。
自動車工場での溶接・塗装。半導体工場での搬送などで活躍してきました。

2007年に二本腕のモートマンが開発され人材不足問題の一助となっています。
人間同等のスペースで作業でき、
人間と同じ7軸稼働の腕の為、
作業の多様性があります。
医療分野も視野に入れているとのこと。

同ロボットの「やすかわくん」はソフトクリーム作ってます。      

注目するは VocaListner:産総研 HRP–4 未夢(ミーム)

産業総合研究所プレゼンツ

ヒューマノイドロボット

ダンサーとのパフォーマンス映像が有名だが。



実は動きには興味なかったのですが、
音声合成技術には目を見張りました。
皆さんご存知のVOCALOID を搭載しています。
(VOCALOIDは元はヤマハが開発した音声ソフトでしたが、初音さんで知られる様に 言葉が一人立ちしています。)

また、VocaListner という機能があり、
歌詞データと人の“歌声”を与えることで、
歌マネができるというものです。
つまり、歌の高さ大きさ、歌い方をキャプチャして、
未夢 自身の合成音声に当てはめる事が出来るのです。

いままで正直言って 未夢には興味無かったんですけれど、
Vocalistner機能にあっては、ここまで進んだ音声合成に恐れ入りました。

私はKemper ギターアンプのプロファイリング技術までしか知りませんでした。(;^^)

ちょっと聞きにくいですけど 涙そうそうは大好きです。

怪獣がリアル:パシフィック・リム

二人乗りで

精神相互リンク


珍しく映画の話題で 当然SFですが、とてもリアルで想像を掻き立てます。

怪獣が生々しくて、次々とつよくなっていき、
人類は追い詰められます。
登場するドでかロボット“イェーガー”は何体かあるのですが、
各自デザインの違い(3本腕とか)が楽しめます。

海を歩くシーンや、
戦闘シーンをたっぷり観せるエンターテイメント作品です。

マシンと精神リンクするというのは、
エヴァンゲリオンの流れですかね。
怪獣が“命の壁”を突き破るのを見ると、
なんだか(人類的に)無情を感じます。


2014年9月20日土曜日

搭乗型移動支援ロボット:日立製作所 ROPITS

つくばロボット特区にて実験中。

誰でも利用できる未来の交通手段を目指す。


モビリティロボット ROPITSは
車体幅70cmで車イスと同等の幅のの割には 高さがある為、
不安定になりがちですが、
アクティブ・サスペンションという
段差において各タイヤ(足回り)部が個別に上下する機能で、
安定を確保しています。
タブレット端末で 呼び出し、走行指示を行います。
速度は 6km/h 、手動走行時は 9km/h です。
原付あつかいなのでヘルメット着用が義務付けられています。

つくばに行って是非一度 乗ってみたいです。
近未来のインフラになってほしいものですね。


ところで、つくばという場所は、
実験的な潮流が素晴らしいですよね。
宇宙開発機構があるからかな。

もちろんそれだけではありませんが、筑波大学や その他の研究機関がひしめいています。
つくばに住んでいたら、
そりゃあもう 夢あふれるでしょうね~。(゚Д゚) ユメッ!!



ロボット掃除機シリーズ その1:iRobot社 ルンバ

登場してから10年

家電感覚で手に入れることができるようになった

ロボット掃除機のパイオニア


登場した時、「誰がこんなモノ使うんだ?」「自分で掃除したほうがイイ」
マメな性格の私は思ったものですが、
いかんせん、仕事が忙しくなると頼りにしたくなります。
私が狙っているものとして
ココロボ or 新型ダイソン ロボット
が挙げられますが、
ひとまず 長年市場を牽引してきた、ルンバの機能に注目したいと思います。

他社とは違い、ロボット専業メーカーが造っています。
アイロボット社は もともと地雷探査ロボ etc.を造っていました。

同じ場所を平均 4回掃除、
人工知能により、開始後 最初の10分で 部屋を動きまわり
広さや壁、汚れ具合を把握します。

ブラシでゴミを書き込んだ後に、まとめてダスト容器に吸引するという、
廃棄減、低消費電力構造になっています。


続々現れる競合に対しシェアを守り続けられるか?

追記:
iRobot社から ルンバの兄弟
床拭きロボット Braava(ブラーバ)が発表されました。
水拭き、から拭き、食べこぼしも拭き取ります。

“ぞうきんがけのスッキリ感” だそうです。



2014年9月7日日曜日

解剖学から生まれたロボット:東京大学工学部 腱志郎

一見して人体模型のような “腱志郎”

人体の筋骨格を再現する目的で作られたロボット。


「人の筋骨格を再現する事で分かる事がある」

筋組織がワイヤーと強度ポリエチレンカバーで出来ているのが
印象的ですね。まるで映画 i-robot のようです。w(^^)

反射まで搭載している(膝を叩くと前に上がるような)このロボット。
人体構造をより再現する事で、人間らしさを解明する役割を持ちます。
また、広い稼働域から見て取れるように、
人体を模すことは、他のロボットに対し、
より良い制御を提示する事にも役立ちます。

東京大学により 2005年に初代人体模倣筋骨格ヒューマノイドロボット 開発。
2010年に四代目の 腱志郎が誕生しました。

上半身・下半身それぞれを別コンピューターで制御している状態で、
まだ自立歩行は出来ません。

それにしても東京大学工学部はホントいろいろ開発してますよね。
このブログを書いていて、登場する回数に驚きます。 (゚Д゚) スゴイ!!