2014年8月30日土曜日

かなり強いみたいですよ。:四次元ポケットPROJECT セルフ将棋

遠隔地の技術同士をリンクさせる可能性。

ドラえもんの将棋ロボット。

富士ゼロックスの 四次元ポケットPROJECT
中小企業6社が合同で開発しました。

ゼロックスはむしろその6社をつなげる
ネットワークソリューションをアピールするのが目的のようです。
ゼロックスはパソコンの始者ですからね〜。
確かに使いやすい複合機や、頼れるネットワークソリューションがあります。
技術的に安定感がありますので、
さらに、遠隔地の技術を結びつける事に役立ってもらいたいところです。

現在、ロボット開発は1社単独で成し遂げる印象がありますが、
ネットが普及したこの時代、オープンなロボットOSも存在します。
問題はロボットのハード面の製作で、
これらがネットワークソリューションにより好転していくことを期待するのです。(個人でも中小企業でも)
四次元ポケットPROJECTはその事を連想させる良いきっかけでした。

セルフ将棋は
デザインが明るくて夢があるカンジですね。
22世紀から飛び出してきたような。さすがはドラえもんの道具。

スローに動くアームは、まぁ ロボットとしては頼りないけど、
長考するかのような素振りとして良しとしますか。


四次元ポケットPROJECT には第2弾で「望遠スピーカー」もあるそうですよ。

そういえば!
ドラえもんもロボットでしたね。 (゚Д゚) ワスレテタ!!


これはスゴイ!が縦揺れは?:大林組 ラピュタ2D

建設会社 大手 大林組の技術力!

“ 底力 ” けれど “ ラピュタ ”


地震がおきても揺れないビルを実現する、
スーパーアクティブ制震システムです。
ラピュタ2Dと名付けられたこのシステムは、
アクチュエーター(駆動装置)が地震の揺れと反対方向にビルを動かすという驚きのシステム。
私が取り上げているロボットといえば
“人の代わり・役に立つ” ことが定義かもしれませんが、
もはやその域を遥かに超えた 素晴らしいシステムと驚嘆しました。

地震の揺れを即座に感知。地震発生後 0.1秒で作動し、
1000分の1秒 単位で揺れの大きさ(幅)をアクチュエーターに伝えます。
震度5でも立てた鉛筆が倒れないほどの精度です。(゚Д゚)スゴイ!! 

イメージは浮いてるカンジというか、
つまりあの“ラピュタ”のようだということですね。

ただ このシステム、地震の縦揺れには対応しているのでしょうか・・・?


未来の乗り物?多関節ロボット:ハルク2

環境に未来の移動ロボット。

ムカデみたい?ゴ◯ブリとは言わないでください!

8本の足というか、タイヤというか…。

Halluc 2は
段差や坂道に合わせて、
ビークルモード(車)、インセクトモード(脚による移動)、アニマルモード(狭い場所での移動)を使い分けます。
モーターはなんと56 個。8 本の脚すべてが独立して動作できます。
かつて無い移動性能、機能性を実現しています。
 
千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRO)と LEADING EDGE DESIGN  の共同開発。2007年に発表されました。
ハルク2はヒューマノイドロボットと自動車技術の融合を研究するプロジェクトの2号機。
脚の関節部(回転軸)に2個のサーボモーターを使っており、
パワー・スピード・がたつき防止を実現しています。
8本の各脚がロボットというイメージ。
それを操るマイコンは TEXSAS INSUTURMENTS 製というのがIT心をそそります。(私的にですが…。)


なんだか、とあるアニメの 万能戦車グラタン を思い出しますね。

モデルのウォーキング 女性型二足歩行ロボット:ロボ・ガレージ エフティ

ヒューマノイド・ロボットを話すとき、

必ず思い浮かべるのではないでしょうか。

Female Type :FT


女性型ロボット 「エフティ」
言わずと知れた
ロボ・ガレージ 高橋 智隆 氏の 開発です。
「女性のフォルムの美しさをロボットとして表現したかった」とのこと。

高橋さんの特許技術「シン・ウォーク」(ひざを伸ばして歩く技術)は
人間らしさを表現するのに必須ですが、
加えて、太もも・二の腕を細くすることを心がけ、
デザインも白黒に分けて 視覚的に細く見えるようにしたそうです。
ひじ・ひざ が反っている事や、エックス脚も 女性らしさを巧みに表現しています。



私も思う ヒューマノイド・ロボットの役割の一つ。
“人間らしさを象徴する”ことをみごとに果たしていますよね。
女性らしさという。d(^^)


2014年8月29日金曜日

ニューバッティングマシン:明治大学 & ㈱エム・アール・コーポレーション jet hitter

硬式球を浮かせる。

青少年育成と野球界の更なる発展の為。

流体力学により一定の風圧で硬式球を浮かせます。
ボールが揺れてるのですが、最後までボールを見極める良い訓練になるとの事。
ロボットというには単純かもしれませんが、
トスをする人のかわりに活躍するという意味で大きいことと、
おもしろ過ぎたので紹介です。d(^^)

明治大学 & Asmarc(アスマーク)の共同開発。
  jet hitter

やっている人は分かると思うのですが、
トス バッティングというのは人が投げるので、
人と反対方向(ひっぱる)に打ってしまいがちです。

一方、jet hitter はそこに浮いているので、
力のコントロールは打ち手次第。広角に打てます。



実は私も野球経験者です。
バッティング・センターにも来ますね。これは。d(^^)


2014年8月28日木曜日

ドローンてナンだ?:amazon prime air

早ければ2015年にスタート

30分以内に届ける目標

ドローン(小型無人飛行機)での配送サービス
「Amazon Prime Air」
技術的には十分に可能で、
米連邦航空局は既に無人航空機(UAV)の商用利用を認可しています。
UAVはFBIの操作にも使われています。
(ドラマ24にでてくるあれですかね。)

amazonは米連邦航空局(FAA)の認可待ち。
実現にはまだ数年掛かるそうですが、
ほんの数年なんだと世の進歩を考えます。
こうした文明の利器も技術や構想は十年前にはあったのだろうと、
いち早く捉えておきたかったというのが、このブログのテーマです。
技術が具現化するには時間がかかるものですね。
米amazonは既にいくつかの物流センターにロボットを配置しているそうで、
配送短縮の為の努力は凄まじいですね。
日本の“お急ぎ便”を超えるサービスを提供する為に、
広大な地域を有するアメリカが航空ロボットを活用することも納得です。


現実的になったら、
物量から考えて、絶対 鳥とぶつかりますね。着地した瞬間 犬に噛まれるとか。d(;^^)
必ず一度は、この為に注文しますし!


2014年8月27日水曜日

雰囲気としてはあの映画。:Titan The Robot

エンターテイメントに特化。

オナラするし、ゲップもする。

歌うのはレットイット・ビー

Titan The Robot (タイタン ザ ロボット)はイギリス生まれのエンタメロボット。
雰囲気としては、アメリカ映画のトランスフォーマーを感じさせます。
お笑い重視なところがインパクト強いです。
イベントやフェスティバルで大人気だったとのこと。

そばに居る黒服がミッションを感じさせ、印象的ですが、
彼が操作しているのでしょう。
つまり自立型のロボットではありません。
逆に言えば、制御操作型ロボットであれば、ここまで自由に動けるのだと感心しました。

未来、これにA.Iが搭載されたらホントにトランスフォーマーですよ。d(;^^)

2014年8月26日火曜日

陸海空を移動。円盤型ロボット:デンソー&東京大学情報システム工学研究所 夢輪(ム−ワ)

災害救助のみならず

多様な場所での活躍が期待できる。

実用性が強く感じられるロボット。



陸上ではタイヤのように転がり移動します。
自動車部品メーカーのデンソー と 東京大学情報システム工学研究所が共同開発。
2キロ程度のモノを運ぶ事ができるので、

水上では垂直に移動、空中を飛ぶ事もでき、
カメラを取り付けるにより撮影する事もできます。
4つのプロペラが動力になっていて、羽の角度を自動調整する事により、
人に押されても、風に吹かれても倒れません。

5年後の実用化を目指します。

海難救助を想定して、浮き輪を遭難者に届ける様子が動画にあります。 
海猿 達と共同作業する時がくるでしょうか w(^^) 

そんな夢輪ですが、見ていて安定性が抜群のように思えます。
おそらく今は バッテリーの継続や積載荷重の問題があると思いますが、
改良して より頼り甲斐のあるものと世間にアピールできれば、
救助用だけではなく、レジャー、アミューズメントなケースでも
使い道はたくさんあるでしょうね。
開発者の方もおっしゃっていますが、様々なケースが想像できます。

2014年8月25日月曜日

ロボットに応用性 大。その2:東京大学大学院工学研究科 世界最軽量センサー

キッチンラップの5分の1の薄さ。

ヘルスケアモニター 等への応用を考えているが。


羽毛より軽い!
またも東大の発明で、
世界最軽量のセンサーです。
厚さは2ミクロン。
開発の染谷 教授は ヘルスケアへの応用を考えているそうですが、

より大きさを拡張して、
ロボットにも応用して頂きたいものです。
ヒューマノイド・ロボットは人とコンタクトをとる事が多いですから、
“接触する”(事で情報を集める)ということも往々にしてあるでしょう。


それにしても、
東大の研究室ってやっぱりすごいんだと思いますね。d(;^^)


2014年8月24日日曜日

ロボットに応用性 大。その1:東京大学大学院情報理工学系研究科 家庭で印刷できる電子回路

シンプルで美しい。

素早い、安価、試作もしやすいと 

良い事ずくめ。

東京大学 川原 准教授の開発で、
家庭用の“インクジェット”プリンターで
電子回路を印刷できる技術です。


今までは、硬い電子基板の上に回路を作るしか無かったのですが、
手軽に印刷できます。
ビジネス展開としては、
東大発のベンチャー AgIC株式会社(エージック)が行っています。
プリント技術として今までに比べ、
何よりその薄さシンプルさを、

三菱製紙が市販している「銀ナノ粒子インク」を応用し、



安価で手軽である事から、
子供達の電子工作や、オープンソースのハードウェア をダウンロード
なんてことに応用できるでしょう。

ロボットに活用して頂きたいと私は願うのです。
この紙基盤をもってすれば、
ルックスという意味で ヒューマノイドロボットに求められる、
人間に近いスリムさに貢献するのではないでしょうか。


2014年8月23日土曜日

小型スリム化すれば、凄まじい需要あり:玉川大学 知能機械研究室 運動再現型 ロボット・スーツ

早く製品化が待ち望まれる。

小型・スリム化 必須が一番の壁か!


記録用ロボットで運動を記録し、
再現用ロボットで再現します。
最初は、これ何の役に立つのだろうと思ったのですが、
将来、音楽系レッスンに役立つのではと思い立ち、
興味が湧きました。

現在は片腕だけの試作段階、
個人の体格も課題になっています。

再現ロボット 開発の玉川大学 工学部 教授によれば、
装着感がないようにコンパクトにし、
数年以内に製品化したいとのこと。
使い勝手が良くなれば、
スポーツ、ダンス、伝統芸能の動作を記録し、
再現する事でコーチングに役立てることができます。

ドラムを叩く再現動作が紹介映像にあり、
「これは期待したい」と夢が膨らみました。

それこそ、ダンス や 能 だったら果てしない需要がありますね。d(^^)


2014年8月22日金曜日

コクピット操作画面が素晴らしい:アスラテック㈱ V-Sido OS

ロボットOSへの本格参入を表明。

ユーザビリティと汎用性の高さは他を圧倒する。



アスラテック株式会社(ソフトバンクグループ)が発表した 
ロボットOS 「V-Sido(ブシドー)」
このソフトを使うと 、
「ロボットの安定した動き」「揺れや衝撃があっても倒れにくい」
を実現できるとのこと。
また、ロボットのサイズが小さくても大きくても
同じソフトで動かせるのだそうです。

このOSの開発者が、吉崎航さん。
子供の頃からアニメの二本のレバーで操作するメカの様子を想像してきたとの事。
その夢が、人が搭乗して動かす身長4メートルの巨大ロボット「クラスタ」
に反映されました。
クラスタ:中で人が操縦してます。
OSを搭載したチップ「V-Sido CONNECT」を
ロボット開発用キットとして、年内に1万円以下で発売する予定。
ソフトバンクはこのOSを普及させることで、
ロボット・ソフトウェア事業に本格参入をします。

コンセプト・モデル であるASRA C1(アスラ シーワン)と上記のクラスタが 
同じ V-Sido OSで動いていることを考えると、その汎用性の高さに目を見張ります。
AR(拡張現実)と擬似3D表示技術で コクピットのような操作画面を実現した
インターフェースはゲーム…というか、かつての子供達の夢… と言ったところでしょうか。
個人的にはオートバランサという機能に 
ジャイロ・センサー無しで対応しているように見えるのですが、
それが不思議でなりません。

他にもロボットOSはありますが、
スマホでも操作出来る柔軟性(ユーザビリティ)に
もはや私がプログラミングを勉強する必要はないと思える程です。d(;^^)


下の動画は、V-Sidoがどんなものか分かりやすいです。↓
吉崎さん本人 作成の動画(2011年 公開

また、サイトのプレスリリースもV-Sidoの説明が参考になります。
アスラテック社 ロボットOS「V-Sido OS」プレスリリース

2014年8月21日木曜日

見えない所で 大活躍。:インフラロボット

人手不足と言われている昨今、

対応する手段としてロボットが開発される事が話題となっています。

インフラ整備にも活躍するロボット達。


インフラロボットと呼ばれるそれらのロボット達は、

橋や道路などインフラの老朽化の検査の為、
または自分で下水管を作ってしまうロボットです。
そのどれもが 、人手不足解消
コスト安全性の向上に役立っています。

三井住友建設は日立アドバンストデジタルと共同で
橋梁点検ロボットを開発。
ポールの先にカメラを取り付けるモノで、
少人数で作業可。タブレットで操作します。

簡単操作と高精度のカメラで
ただの汚れなのか、ヒビ・割れ なのかを判断できます。 
コストは従来の5分の1程になったそうです。

同じく橋梁点検ロボットのマグバグは、
川崎市のベンチャー企業・イクシスリサーチが開発しました。
磁石の力で鉄の橋の裏側や橋脚にくっつき、自由に移動が可能です。
たった一人で準備、運用ができます。
タイヤが前後左右に動きます。
一方、目に見えない部分を超音波で探るのが、
同じく イクシスリサーチさんの
  SAUT ROBOT
車の荷重で発生したヒビを超音波で測定します。
動きは前進と後進のみですが、
橋への取り付け・操作が簡易化されています。
SAUT ROBOT
       

最後に、
老朽化した下水道管がつぶれ、道路が陥没する事故がある中、
積水科学は 下水管内に新たな下水道管を作るロボットを開発しました。
自社の塩化ビニールを販売する為に作ったそうで、
現在、世界42各国で私用されています。

今までは、
掘り返して下水管を撤去し、新たな管を取り付けていたのですが、
このロボットを使う事で、
塩化ビニールを巻き付けるようにし、内側に新たな管路を作ります。
かつてとは比較にならない効率とのことです。
個人的には、
この方法は旧管にコビリついている汚れはどうなるんだろう と思うのですが、
細かい事気にし過ぎでしょうかね。(゚Д゚) 

いつの間にか存在していたこれらのロボットを知る事で、
私のテーマである「技術の発見」ができました。d(^^)

2014年8月20日水曜日

googleのロボット事業参入

ロボット オープンソースの統合や

android OSとの連携が考えられる。

地図データ、配達もロボット

SCHAFT
Googleは 2013年12月〜2014年1月で
ロボット関連企業を7社 買収しています。

以前紹介した 軍事用ロボット「Big Dog」を開発した 
Boston Dynamicsもその内のひとつです。
また、東京大学発のベンチャー企業「SCHAFT(シャフト)」も買収されたそうです。
日本国内企業がをgoogle買収と聞くと、羨ましい限りです。

未来志向の開発グループである「Google X」による買収で、
このGoogle X ロボット事業部門トップが、
Android OSの元責任者だったAndy Rubin氏とのこと。

いくつかあるロボットOSを統合したプラットフォームの開発や、
androidとの連携が 噂されています。

現在ではさらに買収攻勢がある事でしょう。
いつか、
googleでショッピングしたものをロボットが配達したり、
ロボットカーが地図データの収集を自動化する 未来が来るのでしょうか。
googleの発想は壮大なものがありますので、想像がつきませんが、
個人的にはロボットのプログラミングがし易い環境を作って頂けると
ありがたいものです。

2014年8月19日火曜日

自然な音声合成技術:株式会社エーアイ(AI)

音声もロボットに重要な技術。

聞き取る 音声認識はもちろん、

発声・読み上げの音声合成も違和感無し。


日本科学未来館に 現在 展示されている、
オトナロイド と コドモロイド。
以前、記事で取り上げたアクトロイド(㈱ココロ 製作)のようですが、

やはりココロさんから派生した会社により表皮が作成されているとのこと。
今回はその自然な発声・会話に注目です。
入力した文章を滑らかに話す その音声合成システムを開発したのは、
株式会社エーアイ です。

タレントの声で文章発声させる事も可能だそうです。
google翻訳の発声などメではありません。(もちろんこれも便利ですけどd(;^^))
なめらかに発音するための音声辞書データベースを作成するそうです。

エーアイさんは
ロボット開発の為だけではなく、
様々なサービスがあるので、見ていると楽しいです。
個人向けサービスも提供していますので、自分だったら何をするか刺激になりますね。d(^^)

㈱エーアイ トップページ
http://www.ai-j.jp/

スケットダンス のスイッチみたいになれるかも…。

2014年8月18日月曜日

倒れない。絶対に。軍事ロボット:ビッグドッグ

運搬作業を目的とした軍事用 四足ロボット。

生き物のような反射速度で 氷の上でも歩ける。


現状の二足歩行歩行ロボットは
ジャイロセンサーを使い重心を捕捉しています。
人間で言えば三半規管に当たります。
しかし、ロボットのバランス感覚はやはり人間にはまだ及びません。

ボストン・ダイナミクス社 とハーバード大学が2005年に開発した
軍事用四足ロボット Big Dog は
押しても蹴っても 倒れません。
物資運搬用に作られました。

驚きの反射速度と必死になって、足を立て直し、
姿勢を保とうとする姿は、
まるで生き物です。

ここまでがんばって 倒れないと、応援したくなります。
というか、倒そうとすることに罪悪感を持ってしまいます。(悪い事してるみたいな)
big dog


現在はより小型化されたり、転んでも自身で起き上がれるモノも開発されています。

さらに進化し、二足歩行ロボットとして petman も開発されています。
Big Dogと同じく 即座に重心を感知し、
姿勢制御することができます。

これらのロボットを見ていて思うのですが、
バランスをとる姿というのは、
人間らしい、生き物らしい動作なのだと感じます。
pet man

2014年8月17日日曜日

ロボットとして躍動感の追求:ロボガレージ ロピッド

走ってジャンプ。

特殊機構「ベルトリンク機構」で実現。

とにかく複雑な構造になった究極のロボット。


躍動感の追求で製作されたROPID(ロピッド)。
ロボガレージの製作でもちろん 高橋 智隆 氏によるもの。
2009年の誕生です。

それまでの二足歩行ロボットはスムーズではあっても、
スピードはゆっくりでした。

ロピッドは 走り、回り、ジャンプします。
これらは、
膝、股関節 、足首に渡る「ベルトリンク機構」 と
両足のつけ根にあるジャイロセンサーによるものです。

胴体が面白い位置でひねりますが、
躍動感の仕様ととらえるとロボットらしく思えます。
回転して踊る、ターンする姿はまさにアクティビティ!

ジャンプは8cmと二足歩行ロボット世界最高の高さだそうです。

正直、走り やジャンプ は
人間らしさとして不自然さが残りますけれど、
ヒューマノイドロボットがこれ以上に進化する(している?)
ことを想像させますね。





彼は映画にもなりました。
少年は人魚に会いに行こうと思った

2014年8月11日月曜日

デカいし 動くし、ツッこむし:通天閣ロボ

大阪 日本橋の各会社がパートを担当。

日本橋商店街の想いが込められている。

電源不要で直立が可能。


通天閣観光株式会社 社長の発案、
ロボットフォース 製作の
 通天閣ロボ

大阪市浪速区 特別住民票を持っています。

名前の通り通天閣をモチーフにしたロボットで
2010年にデビューしました。
大阪市浪速区の日本橋商店街にある各社が
得意なパートを受け持って製作しています。
例えば 展望台の模型部分や、手・指 等を それぞれ担当するというように。
通天閣ロボとASIMO の対面。

チタン合金 や超久ジュラルミンを使用していて、
高さ170cm、重さ 30kg とかなりビッグ。

驚いた事に、
電源無しの直立不動ができるそうです。
通常の2足歩行ロボットは直立する時も、
サーボモーターにより制御されていて、
電力を消費します。

よく考えたら、
人間も力を入れずに直立することはできない
と気づきました。
脱力して立っている事はできませんね。(゚Д゚)ソウイエバ!!

通天閣ロボはイベント用という事を想定しているのでしょう。
待ちの時も バッテリーの消費無く立たせておく事ができ、
そのまま電源ONで歩いて登場という事が可能なのです。

コントローラーを使った無線制御で
50以上のコマンドの中には
「なんでやねん」とツっこみもあるそうですよ。w(^^) 

すぐに動きます。:勝手に入るゴミ箱

未だ精度は低いが、

いつかオフィスや自宅の

アイテムになれる!


前回に続きゴミの話題ですが、
今回は素早く動くゴミ箱。

2013年の文化庁メディア芸術祭 優秀賞
を獲得したこちらの作品。

壁に取り付けたセンサーで、
投げたゴミを感知して
キャッチします。

製作者の 倉田 稔 さんによると、
現在はセンサーの精度が低いらしく、
1~2割ぐらいしか入らないそうですが、

今後 改良できれば、
自宅にもオフィスにも、
欲しい人たちがたくさん居ますね。これは d(^^)
特許を取得するそうなので、
大事に育ててください!

みんなついてくるけど 自分じゃ拾えないよ:ゴミ箱ロボット sociable trash box

自分じゃ拾えないけど、

ゴミを入れてあげたくなる、

不思議なロボット。


ゴミ箱ロボット:sociable trash box

頼りないのに かわいらしい。
助けたくなるロボットです。

豊橋技術科学大学 岡田 美智雄 教授 の製作で、
あるテーマに沿う、
ミニマルデザイン(最小限のデザイン)を追求したとのこと。
あらゆる機能をロボットに詰め込む必要は無い
という考えです。

左右にふらつきながら前進する姿が、
生き物らしさを出しています。
ゴミを見つけて向かう事はできるけれど
腕がある訳ではないので、
自分でゴミを拾う事はできません。

子供達がついて来て、
協力してもらうことで、ゴミ集めをします。
ゴミを入れてもらうと お辞儀して 
お礼をするのが可愛らしいですね。

子供が倒してしまっても、
また起こしてもらえます。
3体ならぶと また注目度アップです。 d(^^)

2014年8月9日土曜日

★連載追記:人とロボットの違いは・・・

人工知能があるからこそ、人とロボットの違いは ?



愛されるロボット達という事で・・・
“人間らしさ = カッコよさ”
と書いた事がありました。

ヒューマノイド・ロボットについて、
その見解ではあるのですが、

1.高機能、人工知能(Artifical Intelligence)、会話、記憶 と
  よりヒューマンライクになって行く未来を想像出来ます。
  SF映画で取り上げられているようにです。
  (例えば、映画 A.I.  )

2.拡張機能を加えて、
  人間を超える姿もこれまたSFです。
  (例えば、マトリックスの機械(マシーン)共)


昨今のロボット産業の盛り上がりからみても、
ヒューマノイド・ロボットへの見解を
いつか 変えなければならないと思うのです。

以前の連載パート5の
「“人間らしさ” を感じる新しい存在」
と受け止めるだけではなく、
実は、
他の見方もあると考えます。


これ以後は要注意。気分を害されるかもしれません。--------------------------------------

仮にロボットに
人間脳並みの人工知能(A.I.)があったとして、
それが機械(金属)体であろうが  肉と骨の細胞体であろうが、

人間と何か違いがあるでしょうか。


もちろん、
創造側(人間)と道具(ロボット)という
関係が そう簡単に無くなるとは思えません。

しかし、
脳を使って考え、
肉と骨という体を持つ物体 が人間、
A.I.を使って考え、
金属やその他の物質を持つ物体がロボット という意味で、
人間もロボットも同じように思えるのです。


映画 マトリックスの機械のような、
(あれは人間と敵対していましたが)
知識(A.I.)を持ってしまった金属体 及び ソフトウェアに対し、
人が 人に対するのと 
同等以上の畏怖を持ってもおかしくありません。


また、
正直なところ 人間であっても、
考えもしない努力もしない クズが存在すると、
自分の見解です。


これ以上は控えたいと思いますが、

何を伝えたいかというと、

ヒューマノイド・ロボットの
存在意義が謳われている 今日この頃、
“ロボットと人間という 垣根を無くす 見方で
「動く・思考する」物体を評価する” 
ことができるという事です。


現在は、
ヒューマノイド・ロボットについて
そこまで考える必要はないですし、

なんか神がかったことを言うつもりもないんです。

ただ、
現在 手に入れる事ができるヒューマノイド達にも
“ロボットと人間という 垣根を無くす 見方 ”
であれば、
簡単に懐に入れられる、
(と言いますか)家族に迎えられる

という
平和な提案なんです。



それにしても、
映画A.I. は今回のテーマにぴったり。
人間並みのロボット達。
ハーレイ・ジョエル・オスメント さんが好演!
彼が演じるロボットは「愛」を持つ 最新型。


マトリックスは 人工知能搭載の機械達が
人間にこき使われたことに復讐して、
人間を奴隷にしているというシチュエーションの物語。



A.I.


マトリックス

2014年8月8日金曜日

バランスの仕組み知ってました?:ムラタセイサク君

誕生してから10年。

自転車を漕いで 技術力を知らしめた。


すごいすごい と思ってたけれど、
どうして自転車に乗れるか
皆さん考えたことありますか?

ムラタセイサク君は
文字通り 村田製作所のロボット。
ちっちゃい体でバランスをとるその姿に、
村田製作所さんて おもしろい会社だな〜 と
みんな思ったことでしょう。

CMに登場するだけでなく、
全国のイベントでも活躍するムラタセイサク君は、
現在2代目。

そのバランスの肝は、
ジャイロセンサーと 胸の円盤(リアクション・ホイール)。
セイサク君


セイコちゃん 
その仕組みは
ある意味シンプルで、
人が平均台で腕をまわすのと同じ。
回転する胸の円盤で 
作用・反作用 を作り出しバランスをとっています。
人工衛星の姿勢制御でも使われている技術だそうです。

坂道・S字カーブ・自転車でその場で静止(不倒停止)・バック走行ができて、
人間でもできない自転車さばきが
技術を物語ります。
背中のリュックに電子パーツや電池があり、
村田製作所さんの得意とする
小型・高性能を詰め込む分野です。

いとこの
ムラタセイコちゃんはなんと一輪車。
結構、かわいらしい風体です。d(^^)

少し信じられないレベル:㈱ココロ アクトロイド

“驚愕のリアルさ” のひとこと。

独自技術 エア・サーボモーター。


ACTROID:
 様々な役割を演じる(act)+ android 
の意味です。

実は 2004年には登場していた
アクトロイド。
2008年に発表された方(モデル)以後、
発表はありませんが、
製作元の ㈱ココロさんは 現在、
(アクトロイド派生技術をベースにした)
人体型ロボット プラットフォーム
なるものを提供しているそうです。

以前 私は、
ヒューマノイド・ロボットは
“人らしさを象徴” している
と書いたことがあります。

アクトロイドは次元を超えた人間らしさです。
まばたきはもちろん、
再現される表情が細部にわたり、
滑らかにな動作 できる上、
女性 特有の仕草ができる事が、
人間味をさらに増しています。
リアル・ヒューマノイド・ロボット
動きを実現するのは、
“エア・サーボモーター”という独自技術。
静かさ・外圧に強い・発熱しにくい上に、
精密制御ができるとのこと。

表面素材も柔らかいそうで、云く「ふにふに」。
ナイス バディに収まるほど スリム(高密度)な機械設計で
歌手を目指して オファー受付中だとか。


医療・診察現場でも活躍し、
診断補佐、受付、または カウンセラーによる遠隔診査も可能との事。
アクトロイドは
顔だけで12自由度(自由度 = 稼働箇所数)。
私が作っている ロビは全身で 20自由度。
ロビのサーボモーターは ウィンウィン音がするので、
アクトの音のない“エア・サーボモーター”
のすごさを実感します。

まだまだ書き足りないのですが、
以上、駆け足での感想でした。(;^^)

スイッチをオフにするロボット:YouTube 動画 でつい観てしまう。

現実ロボットでないにしろ、

関心できる作品。純粋におもしろい!


ご存知の方も多いかと思いますが、
高アクセスを誇る動画です。

ロボットとしてというよりは、
あまりに面白い、かわいいので ご紹介です。
スイッチ ロボが
ASCII 文字で泣きそうになる所が 愛らしいです。(↓下写真)

解説動画では、
制作者の方が 撮影技術の説明をしています。
その最後に、
「映像技術には教本というものがなく、
感性だけで学ぶのは難しい。
“いろんな人達と技術を共有できたら良いと思い紹介した。”」
とおっしゃっています。

技術の共有とは、
誠に同感です。
2ヶ月と12万円の予算をかけたとのこと。

映像技術に関して、
自分が学ぼうと言う訳ではないのですが、
このような 工夫・努力があると知ると、
“見せ方”
があるのだと分かります。

ロボット達を見せ方で、
印象づける 分かりやすい例だと思いました。

上記、動画の他に もう一本ありますので、
皆さん宜しければ
ご覧になってみてください。
可愛いです。

2014年8月7日木曜日

オーナーズ クラブ:ロビ

この夏、

多くの動きがあるROBI(ロビ)周辺。

サポート、最新情報、コミュニティの

オーナーズ クラブは会員証も貰える。


いままでも、
Facebok や Twitter でコミュニティは存在していましたが、

ここで、
完成した方向け、
または完成を目指している方向けの
公式オーナーズ サイトができました。
ロビ・クラブ

ロビとの日常を投稿出来るものです。
パーツの無料交換保証にも対応しているそうで、
結構 重要だと思います。

私は再刊行版を作成していて、
サーボケーブルの不良がありましたし、
(そのときはデアゴスティーニさんが 丁寧に対応してくれました。嬉しかった。)

Facebookの投稿には、
完成後、左腕から煙がでた投稿がありました。(゚Д゚) ナニッ!!
感情移入しやすいヒューマノイド・ロボットなので、
なんか怖いですよね。

さて、
この方すごいと 尊敬なのですが、
ロビと遊んでみる。

andoroidスマホ制御アプリをつくってしまった方なのです。
私もロビのプログラムに興味がありまして、
先人が居てくれたのだと、
嬉しく思いました。
(きっとアプリ開発に長けている人なんでしょうね。)
私はプログラム駆け出しなので、
まだまだ勉強が必要です。


さて、完成された方は この夏、
ロビを連れて 軽井沢とかキャンプとか行くんですかねー。いいな〜。d(^^)

(連載パート5)ヒューマノイド かつ コミュニケーション できる ロボットの役割 とは。

“人らしさ が カッコよさ”  

デザインに惹かれるヒューマノイド・ロボット達

その役割は・・・。


以前の連載パート4 からの 続きです。


未来の展望として、

話しかけやすいヒューマノイド・ロボットによって、
オーナー情報を収集する事が挙げられます。

普段、何気ない事でも、
ロボットに自然に話しかけることで、
パートナー・ロボットが情報を集め、
好みを把握する事で、
必要とされる情報をはじき出します。

これも、
ROBIの高橋 智隆 氏のコメントからの引用ではありますけれど、
ヒューマノイドが
 “話しかけられる、話しかけやすい”
ことで実現出来る 
分かりやすい ソリューションです。


最後に、

私は決して ヒューマノイド・ロボットが、
“寂しいから居てほしい存在”
 ではないと思っています。
勘違いされやすい所 かもしれませんが、
今 読んでくれている皆さんには、
理解して欲しいのです。

ロボットを 

ツール? インフラ?として決めつけてしまうのではなく、
人間らしさを(再)認識することができ、
家族・友人の一員として

 “新しい存在”


となりうるという事です。


単純に カッコいいで良いと思うんですよ。d(^o^)
それでファミリーになれば。
「人間らしさを見いだすものとして、新しい存在だととらえれば良いのでは。」
これが、私の結論です。


長い 連載コラムでしたが、

最後まで読んで頂いて、感謝します。
私がこれだけ長文を書けたという事は、
それだけ、想い があったのだと感じました。

ロボット達も喜んでいると思っています。 w(^o^)